都内で梅を楽しもう！東京都内の梅の名所

新宿御苑

広大な敷地内に、約10,000本もの木々が茂る新宿御苑。梅は園内各所に約330本が植栽されています。園内を散策しながら梅を探すのも楽しいものですが、梅が咲き誇る風景を楽しむのであれば、園内の施設へ立ち寄ってみてください。まず、日本庭園の茶室「楽羽亭」横には約80本の紅白の梅林が、「エコハウス（レストランゆりのき）」前には約70本の梅があり、梅の開花をより一層堪能できます。なお、新宿御苑は酒類の持込やペットの同伴などは禁止されていますので、ご注意ください。

見ごろの時期：2月中旬～3月中旬
開園時間：午前9時～午後4時（4時半閉園）
休園日：月曜日（月曜日が祝日の場合はその翌日）
アクセス：東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩5分

六義園

江戸の二大庭園の一つとして知られる六義園は、約18本と数は少ないものの、渡月橋周辺を中心に紅白の梅が咲く名所として知られています。早春には和の文化をテーマとしたイベントも催され、美しい庭園をめぐりながら、梅の香りに包まれて春の訪れを体感できます。

見ごろの時期：2月中旬～下旬

開園時間：午前9時～午後5時（入園は午後4時30分まで）

アクセス：JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅徒歩7分

高尾梅郷

高尾梅郷とは、JR高尾駅から小仏峠までの旧甲州街道沿いに点在する、約10,000本もの梅林の総称です。とくに訪れておきたいのが、梅の開花時期に合わせて開催される高尾梅郷梅まつりの期間中に特別解放される、木下沢（こげさわ）梅林。この梅林では約1400本の梅が茂り、紅白の梅が絨毯のように咲き乱れる光景を目の当たりにできます。木下沢梅林は普段は閉鎖されているため、この期間だけのお楽しみです。

見ごろの時期：3月中旬～下旬

開園時間：午前9時～午後4時（例年）

アクセス：JR中央本線「高尾」駅から小仏行きバスで「日影」または「大下」下車、徒歩7分

皇居東御苑（梅林坂）

梅林坂は、皇居東御苑内にある坂です。その名のとおり坂道の両脇に約50本の梅が並び、漂う香りに包まれながらゆっくり散策を楽しむことができます。早咲きの品種は年明けから咲き始め、全体の見ごろが訪れるのは2月中旬頃。海外からのお客様にも人気の名所です。

見ごろの時期：2月上旬から下旬

開園時間：午前9時～午後4時半（入園は午後4時まで。閉園時間は月によって異なる）

アクセス：東京メトロ・都営地下鉄「大手町」駅徒歩3分(大手門)。または東京メトロ「竹橋」駅徒歩2分(平川門・北桔橋門)

羽根木公園

羽根木公園は世田谷区代田にある公園です。この公園は施設が充実しており、スポーツ施設やプレーパーク（冒険遊び場）、図書館、さらには和室の休憩スペースと茶室なども備えています。そして、ここは約650本の梅が咲く都内有数の梅の名所でもあります。品種はおよそ60種植えられており、2月上旬からは約1か月間「せたがや梅まつり」も開催され、春の訪れとともに多くの方々で賑わいます。

見ごろの時期：2月中旬～3月上旬

アクセス：小田急線「梅ヶ丘」駅下車徒歩5分

京王百草園

京王百草園は多摩丘陵にある約26,000㎡の広さを誇る庭園です。四季折々で多様な草花が咲き誇り、訪れた方の目を楽しませてくれます。また、園内各所に植えられた約50種500本の梅が咲く季節は格別の美しさ。とくに樹齢300年を越すといわれる「寿昌梅（じゅしょうばい）」は貴重な存在として知られます。2月中旬～3月中旬には毎年恒例の「梅まつり」も開催されます。
見ごろの時期：2月上旬～3月中旬
開園時間：午前9時～午後5時（11月・12月は午後4時半まで）
定休日：水曜日（水曜日が祝日の場合はその翌日）
アクセス：京王線「百草園」駅徒歩10分

赤塚溜池公園

赤塚城跡の史跡があり、板橋区が選ぶ板橋十景の一つにも数えられる赤塚溜池公園。梅の木は約200本が植栽されており、知る人ぞ知る梅の名所です。毎年3月中旬には野点茶会や各種イベントが行われる「赤塚梅まつり」を開催しています。最近では梅の花のライトアップも行われており、幻想的な梅の花を堪能することもできます。
見ごろの時期：2月下旬～3月中旬

アクセス：都営三田線「西高島平」駅徒歩20分

寒い冬が終わりに近づくにつれて、少しずつほころんでいく梅の花。春の訪れを感じたくなったら、梅の咲く時期に、今回ご紹介した場所を訪ねてみてはいかがでしょうか。

この記事のおすすめホテル