ホテル宿泊で知っておきたい基本マナーについて！

ビジネスシーンだけでなく、プライベートの旅行でホテルに泊まる際には、どんなマナーを守らなければならないのでしょうか。今回は、宿泊の際に知っておきたいマナーや注意事項について説明していきます。

ホテルマンにチップは渡すべき？

日本のホテルや旅館では、料金にあらかじめサービス料が入っている場合がほとんどなので、基本的にチップを渡す必要はありません。
ただし、ホテルや旅館などで、足腰が悪いため手助けをしてもらったり、体調が悪くて薬をいただいたり、何か特別なサービスをしてもらった場合は、白い封筒や懐紙に入れるなどして、「心づけ」として渡すと感謝の気持ちが伝えられます。

食べ物や飲み物のホテルへの持ち込みについて

シティホテルや旅館などでは、万が一食中毒が起きたときに問題となりかねないことから、食べ物や飲み物の持ち込みができない施設もあるようです。どうしても持ち込みをしたい場合は、予約の際に事前に確認をするようにしてください。持ち込み不可の場合には、ルームサービスや自動販売機、部屋の冷蔵庫に用意された飲み物を利用するといいですね。
ただし、ビジネスホテルやコンビニが併設されたホテルでは、飲み物やおつまみなどを持ち込んでもOKなところもあります。

部屋にあるアメニティは持ち帰っていいの？

石鹸、歯ブラシ、髭剃りなどの消耗品に関しては、基本的に持ち帰っても構いませんが、備え付けのシャンプーやリンス、タオルやバスローブ、灰皿、ドライヤーなどの備品は、持ち帰り不可です。
ホテル内のショップやフロントスタッフに問い合わせすると、ホテルのタオルやバスローブ、パジャマなどオリジナルグッズを販売しているところもあるので、気に入ったものがあればチェックしてみてください。

ホテル、旅館の館内でのマナーや注意事項

ホテルや旅館は公共の場ですが、プライベート性が高い空間なので、ほかのお客様の迷惑になるような行為は慎まなければなりません。特に、以下のようなことに注意してください。

・通路やロビーでは大声を出さない、走らない。
・隣室や階下の部屋の迷惑になるので、客室で騒がない。
・バスローブや部屋着姿で、廊下やロビーなどに出ない。
・部屋のスリッパを履いたまま、廊下やロビーなどを歩かない。
・ロビーやレストランなど公共の場で写真を撮る場合は、ほかのお客様が写り込まないように配慮する。

チェックアウト時のマナーや注意事項

チェックアウトや部屋を退出する際は、忘れ物がないように部屋の中を確認し、同時に以下のようなこともチェックするといいでしょう。

・ゴミはゴミ箱に入れる。入りきらない場合は、分かりやすく部屋の隅にまとめておく。
・部屋の電気やテレビは消しておく。
・客室内で、甚大な損傷をしてしまったら、その旨を申告する。
（お風呂の水があふれて、じゅうたんや床が水浸しになってしまった／テーブルや椅子などに、タバコの焼け焦げをつけてしまったなど）

観光やレジャー、出張などでホテルを利用する場合は、最低限のマナーを知っていれば快適に過ごすことができます。ホテルは公共の場であることを忘れずに、ほかのお客様に迷惑がかからないように、気を付けて行動したいものですね。

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