2018.05.29

旅の豆知識

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飛行機に乗れなくなってしまう? オーバーブッキングとは

飛行機に乗れなくなってしまう? オーバーブッキングとは

航空券を持っているのに、飛行機に乗れなくなってしまう可能性があることをご存知でしょうか? この現象は「オーバーブッキング」と呼ばれますが、そもそもなぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか。そして、オーバーブッキングが発生したとき、搭乗者側として対策できることはあるのでしょうか。ここでは、飛行機のオーバーブッキングと、その対策方法について解説します。(2018年5月時点の情報です)

飛行機のオーバーブッキングとは?

オーバーブッキングとは、日本語で「過剰予約」という意味を表す言葉です。飛行機を含めた交通機関以外では、ホテルのような宿泊施設でもオーバーブッキングが起こります。飛行機の場合、航空会社が本来の飛行機の座席数よりも多く航空券を販売し、乗客数が上回ってしまうことで発生します。

オーバーブッキングが起こってしまう理由

では、そもそもなぜオーバーブッキングが起こるのでしょうか。

それは、航空会社の立場としては、空席がある状態で飛行機をフライトさせると、本来得られるはずだった席の売上がなくなり、損失となってしまうためです。航空券は利益率が低く、満席に近い状態でフライトする前提で料金が設定されています。つまり、キャンセルが発生するほど、航空会社の損失も大きくなってしまうのです。

その対策として、航空会社は乗客が乗り遅れたときや、予約したものの実際には搭乗しなかった場合のキャンセル発生を見越して、旅行代理店などでも航空券を買えるようにすることで、本来搭乗可能な座席数より多く予約を受け付けています。この推測が外れてしまい、実際のキャンセルが少なかったときに、オーバーブッキングが起こります。

なお、オーバーブッキングの際、アメリカの航空会社は乗客に降りることを強制する権利を規約として定めていますが、日本の航空会社には、こうした権利は与えられていないようです。代わりに設けているのが「フレックストラベラー制度」で、これは協力金および代替交通手段を提示することで、自主的に便の変更などに応じる乗客を募るものです。協力金は振替便が当日なら1万円もしくはマイレージ7,500マイル、翌日以降なら2万円もしくは15,000マイルと宿泊費用などが支払われるようです。

オーバーブッキングで搭乗できなくなることを防ぐ方法

では、オーバーブッキングによって搭乗できなくなることを、乗客側が防ぐことはできるのでしょうか。実は、これは完全に防ぐことはできず、あくまでも航空会社の判断によって、乗客への協力依頼および搭乗拒否が発生します。

しかし、オーバーブッキングの状態でも、飛行機に乗れる可能性が高くなるケースもあります。

例えば、旅行代理店などを介した予約ではなく、航空会社の窓口またはホームページを利用して、座席指定をして直接予約する方法は、料金が高くなる代わりに、搭乗できる可能性も高くなります。席をあらかじめ指定しておくことで、「キャンセルされる可能性が低い」と思われるようにする方法です。乗客がなるべく早くチェックインすることも効果があると言われますが、これも100%確実な方法ではありません。

なお、インターネット予約のみで航空券を販売するLCCの場合は、全席指定となるため、オーバーブッキングが発生しにくいと言えます。
ただし、乗客が一定数に満たない場合その便が欠航となるなど、オーバーブッキングとは異なるトラブルが発生する可能性があるため、どちらがより確実とは言い切れません。

オーバーブッキングによって飛行機に乗れなくなることを避けたいときは、航空会社の窓口またはホームページで、直接予約をすることをおすすめします。旅行代理店などを経由して購入した航空券や、自由席の航空券の場合、オーバーブッキングによって予約した便に搭乗できなくなるケースがありますので、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。

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