東京で開催される夏祭り特集！ 2016年版

情緒あふれるちょっと特別な夏の気分をお手軽に味わえる夏祭り。夏になると、東京でもたくさんのお祭りが行われています。今回はそんな中から、2016年の夏におすすめの夏祭りをセレクトしてお届けしましょう（2016年6月現在の情報です）。

第63回阿佐谷七夕まつり

昭和29年にはじまり、今年63回を迎える阿佐ヶ谷の七夕まつり。これは、パールセンターという700mほど続くアーケード街で、5日間に渡って行われるお祭りです。名物は、パールセンターに飾りつけられる吹き流しや提灯、そしてお店の方や近くの学校の生徒が手作りした、さまざまなキャラクターをモチーフにしたはりぼてたち。それらを眺めながら、商店街のお店がそれぞれ工夫を凝らして出している、屋台メニューを食べつつ歩くのがお決まりのコースです。

開催：2016年8月5日（金）～9日（火）阿佐谷パールセンターにて。

アクセス：JR「阿佐ヶ谷」駅より徒歩約1分。

深川八幡祭り／ふかがわはちまんまつり（富岡八幡宮の例祭）

深川八幡祭りは、神田明神の神田祭、日枝神社の山王祭と並ぶ江戸三大祭りのひとつです。お祭りの見どころは、大勢の子供たちによる神輿連合渡御。数10基の子供神輿が町を練り歩き、沿道の観衆が清めの水を浴びせかける「水掛け」も行われます。その様子は、3年に1度の本祭りにおける大人神輿さながら。微笑ましくも勇ましく、独特の活気に包まれます。

また、境内では太鼓の演奏、能、歌謡ショー、空手、少林寺拳法の演舞など、多彩な奉納行事も披露されます。

開催：2016年8月12日（金）～15日（月）富岡八幡宮と周辺にて。

アクセス：東京メトロ東西線「門前仲町」駅より徒歩約3分。

住吉神社例祭

佃祭りという通称で知られる住吉神社例祭も、深川八幡祭り同様に神輿の担ぎ手に水がかけられるお祭りとして有名です。3年に1度行われる本祭りでは6本の幟（のぼり）が佃島に立てられ、貴重な文化財である龍虎の獅子頭、黒駒の獅子頭も飾られて江戸の粋を今に伝えます。さらに八角形の神輿である「八角神輿」は、東京では珍しい神輿です。なお、今年は本祭りの翌年にあたります。賑やかさでは本祭りに劣りますが、いかにも東京下町の祭礼という、独特の風情をしみじみと味わえます。

開催：2016年8月6日（土）、7日（日）住吉神社社殿及び境内にて

アクセス：東京メトロ有楽町線「月島」駅より徒歩約5分。

麻布十番納涼まつり

麻布十番商店街に数多くの屋台が並んで賑わう、麻布十番納涼まつり。もともとは地元商店街のお祭りだったのが、場所柄、各国大使館の出店や、麻布十番の名店の屋台も登場することもあって、今では2日間で50万人近い方が訪れる賑わいを見せるようになっています。

北海道から九州まで国内各地の自慢の味が楽しめる催しや、特設ステージでのバンド演奏、寄席やお囃子のお披露目、綿あめや射的、金魚すくい、ヨーヨー釣りなどの夜店が集まる「ふれあいこども広場」なども人気です。

開催：2016年8月27日（土）、28日（日）麻布十番商店街一帯にて。

アクセス：都営大江戸線「麻布十番」駅より徒歩約1分。

第62回大井どんたく夏まつり

大井町駅前で開催される大井どんたく夏まつりは、ちょっとユニークな夏祭りイベントです。開催される2日間のうち、1日目はダンスコンテスト、JリーグFC東京のイベント、品川プロレス、大井権現太鼓パフォーマンス、盆踊りなど、スポーツ系のイベントを中心に開催します。

2日目はミュージックフェス、国際友好フェア、ホテルビレッジ（品川区内にある都市ホテルによる飲食の提供）、ごちフェスなど文化系のイベントがズラリ。盛りだくさんな内容で、地元の住民のみならずイベントを楽しみたい来場者たちで賑わいます。

開催：8月27日（土）、28日（日）大井町駅前中央通りにて。

アクセス： JR「大井町」駅より徒歩約1分。

伝統的な神社で行われるお祭りから、商店街主催のユニークなお祭りまで、東京で楽しめる夏祭りはバリエーションも豊富。ぜひ、気軽に足を運んでみてください。

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