旅行に持っていく荷物が多いと、単に重いだけではなく、移動や乗り換えが大変になり、タクシーを使う頻度が高くなったりします。そんなときは事前に荷物をホテルに送れば、簡単に身軽な旅が実現できます。行きも帰りもスーツケースごと配送してしまうなど、旅行前に荷物を送る方法について解説します。
※ホテルによりサービスは異なりますのでご承知おきください。
旅行前、ホテルに荷物を送る方法
旅行前にホテルに荷物を送る方法について、まず押さえておくべきポイントを説明します。
・荷物を送る場合は宅配便を利用する
荷物が多くなりすぎる場合や、もっと手荷物を減らして身軽に旅行したいと考えて荷物を送る場合は、各種宅配便を利用するのがおすすめです。ヤマト運輸(クロネコヤマト)、佐川急便、日本郵便(ゆうパック)などのサービスを利用して、ホテル宛に荷物を送れます。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)はコンビニエンスストア・営業所に、日本郵便(ゆうパック)はコンビニエンスストア・郵便局に、佐川急便は営業所にダンボールなどに荷物を詰めて持ち込めば発送できます。ただし、コンビニエンスストアはあまり大きな荷物は受け付けていないこともあるので要注意です。
また、いずれの場合も自宅まで集荷に来てもらうこともできます(料金は、割引が適用される持ち込みよりも100~120円程度高くなります)。
・旅行バッグをそのまま送ってもよい
スーツケースやボストンバッグなどの旅行バッグに荷物を詰めて、そのまま送ることも可能です。手荷物を減らしたいのならこの方法のほうが簡単でしょう。汚れや傷が気になる場合はビニールなどで旅行バックを覆っておきましょう。専用カバーも宅配業者で有料提供されています。
・ネット通販で購入したものの配送先をホテルにする
荷物を受け取ってくれるホテルなら、Amazonなどのネット通販などで購入したものを直接ホテルに送ることも可能です。
・「元払い」で送るのが一般的
ホテルによって異なりますが、一般的には元払いで送るようにしましょう。着払いや代引きはホテルが支払いを立て替えることになります。相鉄フレッサインでは代引きのお荷物は受け取りをお断りしています。
送り状の書き方
ホテルに荷物を送るときの送り状の書き方を説明します。
・宛名は「宿泊者」のフルネームを記載
送り状には宿泊するホテルの住所と電話番号を書き、宛名はチェックイン日と宿泊者の名前をフルネームで記載しましょう。ホテルに荷物が届いたときに確認しやすく安心です。
・荷造りをしていない場合は荷札をつける
スーツケースを直接送る場合、バッグをビニールなどで覆っている場合は送り状をその上から貼ります。ビニールなどで覆っていない場合は、荷札を使用すればのりの跡が付きません。宅配業者に頼めば荷札(送り状を入れるケース)を用意してくれます。
荷物を送る場合の注意点
ホテルに荷物を送るときは、以下の3点に注意しましょう。
・事前にホテルに連絡しておく
まず荷物を送る前に必ず宿泊先のホテルに連絡して、荷物の受け取りと預かりをしてもらえるかどうかを確認してください。その上でいつ荷物が到着するかも伝えます。
多くのホテルでは宿泊者向けに荷物の預かりサービスを実施しています。チェックイン前に直接荷物を持って行けば預かってもらえるほか、宅配便の受け取りもしてもらえます。
もしもホテルで荷物を受け取ってもらえないときは、宿泊先の近くのコンビニエンスストアや宅配業者の営業所、郵便局で受け取る方法もあります。
・チェックイン前日を目安に送る
荷物の到着日はチェックインの前日に指定しておきましょう。チェックイン当日だと、天候や交通事情で到着の時間帯がずれるなどのおそれがあります。
・リスクのあるものは送らない
貴重品や壊れやすいものは荷物として送らないようにしましょう。また万一、到着が遅れた場合のことも想定して、旅行先ですぐに使うことになるもの、他のもので代用できないようなものは送らないほうが無難です。また、相鉄フレッサインでは、冷蔵庫のスペースが確保できない場合もありますので、基本的に冷蔵・冷凍品の発送はご遠慮いただいております。
帰りの荷物を送る際はフロントから手配できる
帰りも自宅に荷物を送りたいという場合は、ホテルからの発送サービスを利用できます。発送サービスを行っているホテルなら、フロントで送り状をもらって記入し、そのまま荷物をフロントに預けるだけで荷物を自宅に届けてもらえます。相鉄フレッサインでは一部「着払い発送のみ」としているホテルがありますので、フロントにてご確認ください。
あるいは、ホテルに荷物を送る際、最初から往復サービスを利用することも可能です。その場合、宅配業者によっては200円程度の往復割引を受けられます。利用する際には前もってホテルへ往復便を使用する旨、連絡を入れておきましょう。
宅配便を使って荷物をホテルに送ってしまえば、重い荷物を自分で運ぶ手間がなくなるので旅行がぐんと快適になります。国内旅行をするなら、この方法をぜひとも覚えておきましょう。