ホテルに到着して予約した部屋に入った瞬間、タバコのニオイを感じることがあります。もちろんホテルでも消臭対策は講じていますが、ニオイが残ってしまっていることも……。部屋に空きがあれば交換してもらうことも可能ですが、満室の場合はどうしたらいいのでしょうか。この記事で、喫煙ルームの消臭対策について考えていきましょう。
ホテルの喫煙ルームは減っている傾向にあるが・・・
厚生労働省による受動喫煙対策やたばこ税の増税などが影響しているのか、喫煙率は減少傾向にあります。それに伴い、ホテルでも禁煙ルームを増やしたり、全室禁煙を打ち出したりしていますが、喫煙ルームに一定数の需要があることも確か。全てのホテルが全室禁煙となるのは、現実的には難しいのかもしれません。
ホテルが行っている喫煙ルームの消臭対策
ところでホテルでは、喫煙ルームの消臭をどのように行っているのでしょうか。多くのホテルでは、空気清浄機と消臭スプレーの2本立てで対応しているようです。ニオイが強い場合は、ニオイが消えるまで部屋を使わないようにするという対策を取っているホテルもあります。相鉄フレッサインの一部ホテルでは、オゾン脱臭機による消臭をしています。
一方で、こちらから希望をしないと消臭対策をしてくれないこともあるようです。部屋の予約をするときに部屋のタイプを確認し、喫煙ルームしか取れなかった場合は、消臭対策を依頼しておきましょう。その際、空気清浄機や消臭スプレーの備えがあるかどうかも確認しておくと、自分でも対処することができます。
喫煙者でも喫煙ルームのニオイが気になる場合の事前対策
相鉄フレッサインでは一部ホテルを除き、ロビーフロアに喫煙スペースを設置しています。タバコは吸うけれど喫煙ルームのニオイが気になるというお客様は、禁煙ルームを予約してもよいかもしれません。
※喫煙スペースの有無についてはフロントまでお問い合わせください。
当日、禁煙ルームに交換できる可能性もある
予約時に禁煙ルームの空きがなかったり、うっかり喫煙ルームを予約してしまったりした場合は、チェックインの際に禁煙ルームの空きがないかを確認してみましょう。キャンセル等で禁煙ルームに空きが出ていれば、部屋を交換してもらえる可能性があります。
禁煙ルームに空きがなく、事前に消臭対策も依頼していなかった場合は、「できるだけニオイのしない部屋にしてほしい」とお願いすれば、配慮してもらえることもありますので、念のためにフロントで尋ねてみましょう。
自分でできるホテルの喫煙ルームの消臭対策
喫煙ルームしか空きがなく、どうしてもニオイが気になることもあるかもしれません。その場合は、消臭対策として次のことを実行してみてください。
・換気をする
まずは、窓と部屋のドアを開けて空気を入れ替えましょう。ホテルによっては窓が全開にならないこともありますが、できる範囲で外の空気を取り込みます。浴室の換気扇、空調も利用してください。
・空気清浄機を使う
部屋に空気清浄機が備えつけてある場合は、すぐに稼働させましょう。備えられていない場合は、レンタル品としてフロントで管理していることもあるので、問い合わせてみてください。
・消臭スプレー
カーペットやカーテンのニオイは、消臭スプレーを使用することも効果的です。事前に消臭スプレーの有無を問い合せ、ホテル側に備えがない場合は持参するといいでしょう。
・マスクをする
できれば室内を消臭したいところですが、完全にニオイをなくすことはなかなか難しいといえますので、どうしても気になる場合はマスクをするとニオイを軽減できます。
ホテルの部屋が喫煙ルームしか取れなかった場合は、まずフロントで部屋交換の交渉をしてみましょう。空きがあれば、部屋の交換に応じてもらえる可能性があります。部屋に空きがなく、どうしてもニオイが気になるという場合は、お伝えした内容を参考に消臭対策をしてみてくださいね。