2016.05.12

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飛行機で耳が痛いのはなぜ? 対策紹介

飛行機で耳が痛いのはなぜ? 対策紹介

飛行機に乗っているときに、「耳が痛い……」という経験をしたことがある方は少なくありません。あの痛みは、何が原因なのでしょうか。そして、有効な予防策や対処法はないのでしょうか。今回は、飛行機で耳が痛くなったときの対処法などを紹介していきます。

飛行機で耳が痛くなる原因は?

飛行機に乗っていると耳が詰まったり、痛くなったりすることがあります。これは航空性中耳炎と呼ばれ、離陸や着陸の際に機内の気圧が急激に変化することで、鼓膜の奥にある中耳の空気が膨張または収縮しようとすることが原因です。中耳は、耳管という細い管で鼻とつながっています。そして、鼻側の耳管が開くと、中耳内の空気と体外の圧力が均一になって、痛みや違和感が和らぎます。
 
症状が軽い場合は、痛みや違和感も自然に治まっていきますが、人によっては針で刺されるような激痛を感じることや、数日間痛みが続くこともあります。

飛行機で耳が痛くならないための予防法

耳が痛くなるのを完全に予防することはなかなか難しいですが、アメをなめたりガムを噛んだりしていると、耳が痛くなりづらいとされています。客室乗務員に申し出れば、アメなどをもらえるでしょう。
 
また、航空性中耳炎になりやすいのは風邪をひいている方、アレルギー性鼻炎や、副鼻腔炎が原因で鼻の状態がよくない方だと言われます。風邪をひいていたり、鼻炎の症状があったりする方は事前に内服薬を飲んでおく、点鼻薬を使用して、鼻の通りをよくしておけば症状を和らげられるはずです。
気圧の変動による耳の不快感や耳痛を防ぐことを目的にした飛行機用耳栓も売られているので、試してみるのもいいでしょう。

効果的な「耳抜き」の方法

耳が詰まったり、違和感があるなど軽い症状の場合には、先述したアメをなめたりガムを噛んだりする方法、あるいは水やつばを飲み込む、あくびをするといったことで改善に向かう場合があります。これでも症状が変わらないときは、「耳抜き」をすれば改善に向かうはずです。
 
耳抜きは、口から空気を吸い込んで口を閉じ、鼻をつまんで息が漏れないようにして、吸い込んだ息を耳に送り込むことで行います。コツは、ティッシュで鼻をかむようにすることです。または、鼻をつまんだ状態でつばを飲み込むことで、耳抜きがうまくいくこともあります。
 
ただし、耳抜きを急激に強くやりすぎると、内耳や鼓膜を傷付けてしまうので、必ず慎重に試してください。一度で完全に治らなくとも、何度か行うとフッと耳が抜ける感覚が訪れることもあります。
 
鼻が詰まっているとうまくいかないケースが多いので、点鼻薬などを使って鼻の通りをよくしてから試す方が、うまく耳抜きできる確率は上がります。耳抜きは、耳がツーンとしてきたら早め早めにやっておくことがポイントです。
 
 
飛行機で耳が痛くなることが多いという方は、上記の予防策、または耳抜きを試してみてください。それでも耳の痛みが改善せず、地上に降りてからも耳の痛みが残っているようなら、耳鼻科にかかることをおすすめします。
 

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