- 相鉄フレッサイン
- 相鉄フレッサイン 京都清水五条
- スタッフブログ
- 京都の五山送り火ー3年ぶりの全面点火
2022.08.05
周辺イベント情報
京都の五山送り火ー3年ぶりの全面点火
京都の五山送り火は、毎年のお盆明けである8月16日に行われ、お盆に帰ってこられた精霊たちを送る伝統行事になります。東山に大の字が浮かび上がり、続いて、松ヶ崎に妙・法、西賀茂も船形、大北山に東大文字、そして、嵯峨に鳥居形が点ります。これらの送り火は全て京都市登録無形民俗文化財です。その壮大さは、一度でも目にしたら、きっと忘れることはなく、一生心に残ることでしょう。
お客様が五山送り火を存分に楽しめるように、五山送り火の点火時間や見どころスポット等をご紹介していきたいと思います。
大文字
8月16日の20時に、最初に点火されるのが東山の如意ヶ嶽の大文字になります。従来から護摩木に自分の名前と病名を書いて火床の割れ木の上に載せて焚くと、その病気が治るという信仰がありました。さらに消し炭を持ち帰って、粉末にして飲むと、持病が癒えるとも言われています(諸説あり)。
大文字は市内中心部のどこからでも見ることができる位置にございますが、特に丸太町大橋から御園橋の間の鴨川堤防がみどころスポットになります(最後のマップをご参照ください)。
妙法
大文字が点火された5分後、20:05に妙法が点火されます。妙法は二つに分かれて、「妙」は松ヶ崎の西山に、「法」は松ヶ崎の東山に点火されます。ふもとにある松ヶ崎地域の人々は、「妙法」の送り火の点火によって先祖の精霊を送ります。送り火が終了した後に、午後の9時頃から1時間ほど涌泉寺で「題目踊り」「さし踊り」が行われます。
「妙」がよく見えるのが京都ノートルダム女子大学付近の北山通で、「法」が良く見えるのが高野橋北にある高野川堤防になります(最後のマップをご参照ください)。
船形
さらに5分後20:10に西賀茂の船山にで、船形が点火されます。当日の早朝から、近くに住まれている人々が西方寺に集まり、割れ木等を山の上へ運び、点火の準備を行います。やがて時間となり、鉦の音を合図に点火され、西方寺の住職たちによる読経が行われます。送り火終了後、西方寺において読経と重要無形民俗文化財である「京都の六斎念仏」が行われます。
そんな船形送り火がよく見えるのは、北山通の北山大橋から北西のエリアになります(最後のマップをご参照ください)。
左大文字
20:15に大北山の大文字山にで、左大文字が灯されます。諸説ございますが、東山のダ文字の映し鏡になったのが左大文字で、ゆえに左大文字は左側が長いそうです。16日の19時頃、大北山の法音寺門前通りで篝火が焚かれ、精霊をお寺へ導きます。そして、境内に設置された、送り火の親火台で護摩木が焚かれて精霊を慰める点火法要が行われます。その日で親日松明と手松明が灯され、山の上に鉾ばれ、火床に点火されます。
西大路通りの円町から金閣寺の間の区間ではよく見えるかと思われます(最後のマップをご参照ください)。
鳥居形
五山送り火の中で、最後に灯されるのが嵯峨鳥居本の曼荼羅山の鳥居形になります。16日の朝8時ごろに、嵯峨鳥居本町の集会所から山の上へ割れ木が一旦運ばれ、16時頃から再び送り火の点火準備が行われます。夜の20:20に、鳥居形が点火されます。
鳥居形は嵐山の渡月橋、松尾橋、広沢池などでは、よく見えています(最後のマップをご参照ください)。さらに、嵐山ではお盆明けに合わせて、毎年灯篭流しを行っております。灯篭が川に沿って流れていき、後ろには送り火が照らされるという非常にきれいな景色が見られます。
いかがでしたでしょうか?以上が京都五山送り火2022の情報となっております。もしよければぜひ京都へお越しくださいませ。そして、京都に来られた際に、ぜひ当館を宿泊先としてご検討のほど、宜しくお願い致します。(全ての内容はインターネットを通して調べて、筆者がまとめたものになります。)
月別アーカイブ
- 2023(1)
- 2022(9)
- 2021(7)