2022.05.16

周辺イベント情報

栗本夏樹の世界|大阪くらしの今昔館(天神橋筋六丁目)

栗本夏樹さんの漆の造形を思う存分楽しめる企画展を天神橋で発見しましたの行ってきました「大阪暮らしの今昔館」!

その独特な美観でもって、日本の伝統的な住まいやくらしの中に彩りを添えてきました。
大阪出身の造形作家である栗本夏樹は、日本人の生活文化と密接に関わってきた漆という素材を、新たな生命を吹き込む神聖な存在と捉え、現代の生活空間を飾る様々な作品の展示がございました。

栗本が漆を塗る対象は流木や樹皮、石などの自然物をはじめ、使用されなくなった紙管や自動車のボンネットなどの人工物にも及びます。

、「漆・いのちの再生」をテーマとして作品を制作。ダンボール紙や紙管、流木、倒木、ひょうたんなどに漆を施すことで、本来の用途とは異なる新たな生命を与えています。

こちらの作品、ポスターにもなっていますが、なんとも大きい作品で目を引く美しさです。

ちなみに、チケットは400円、3歳以下は無料です。

一緒に、大阪暮らしの今昔館の常設展も楽しむことが出来ます。こちらは大阪の成り立ちを学ぶことが出来る大阪歴史資料館的な要素のミュージアムで、天神橋筋六丁目駅駅直結です。

漆といえば、元来このような作品を思い浮かべます。栗本さんの作品のようで、和を感じる漆を用いた碗のようです。やはり素敵ですね。

漆器ならではの口当たりの優しさと滑らかさは、お箸に慣れている日本人にはなじみやすく、一度使ったらやみつきになること間違いありません。 また、調べた所、漆には天然の抗菌作用もあり、口に入れる素材として安心ができるのです。

こちらは、栗本夏樹さんの「着物シリーズ」から「パレスチナ」です。
1998年作 パレスチナ地方の民族衣装からヒントを得て制作した着物シリーズの立体作品。
なんともカッコ良いですね。とんがっています。

こちらは、「漆像A」です。2018年の作品。
硬質発泡ウレタンを乾漆に和紙、色漆で人を表現しているようです。
ふむふむ。人ですね。

こちらの作品名は「風雨の果てにいまだ立てる者」です。
1984年の作品です。長い年月をかけ風や雨のH氏から出造形されたような形を発泡スチロールで表現した作品。なんとも険しい表情にも見受けられます。

こちらはひょうたんに漆を合わせた作品です。
2021年の作品。

ひょうたんのフォルムのまるまるっとした可愛さで、宇宙人のような未来的なつやつや感がある作品です。飾る場所により作品の姿を変えるような表情の豊かさを感じます。

こちらは、可愛い少年です。館内は大変お洒落であります。漆作品ではないものの芸術性を感じるポーズであります。

さて、街の企画展にも足しげく通う相鉄グランドフレッサ大阪なんばへのご予約お待ち申し上げます。
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